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【夜に聴きたい歌シリーズ】

2025年6月1日 22:20

僕が“尾崎豊”で2番目に好きな歌──『群衆の中の猫』

 

どうも、BAROQUEスタッフです。

 

「好きな曲って、その時の自分で変わるもの」

そんな風に思いながら、

今夜、どうしても書きたくなったのがこの1曲。

 

 

それは――

 

「シェリー」でも「15の夜」でも「卒業」でもない。

 

尾崎豊の中でもあまり語られることのない曲。

でも、あの頃の僕の心に一番響いた“現実への叫び”。

 

🎧 『群衆の中の猫』

▶️ YouTubeで聴く

 

 

■ 今では当たり前に受け入れてる現実。

 

でも、あの頃の僕には──それが“諦め”にしか見えなかった。

 

仕事、責任、人間関係。

大人になるって、そういうものだと知った今では、

当時感じたあの「違和感」を、どこか懐かしくさえ思う。

 

だけど、若かった頃の僕には、

日常=流されていくこと=死んでいくような感覚だった。

 

この曲は、そんな“若き日の叫び”を、真正面からぶつけてくる。

 

 

■ 尾崎は、静かに語るんじゃない。全力で叫んでる。

 

あの声は、きっと「自分でもどうしていいかわからない痛み」の音。

 

群衆に紛れながらも、心の奥では“何かが違う”と叫んでいた自分。

周りと同じように笑って、働いて、暮らしているのに、

どこか“自分が透明になっていくような感覚”。

 

そんな矛盾と格闘してたあの頃の自分が、

尾崎の声に救われた。

 

 

■ 今、もしあなたが「どこか虚しい」と感じているなら

 

この歌を聴いてほしい。

何かが変わるわけじゃないかもしれない。

でも、少なくとも**“その感覚はあなたひとりのものじゃない”**と教えてくれる。

 

叫びも、葛藤も、未完成も、全部ひっくるめて生きている。

『群衆の中の猫』は、そんな“不器用なままでいい”と肯定してくれる名曲です。

 

 

そして…

 

「僕が一番好きな尾崎の曲」については、また次回のブログで。

今夜は、この“叫び”を誰かに届けたくて書きました。

 

 

■ そしてふと思ったこと。

 

人を好きになること。

誰かを愛して一緒に生きていくこと。

 

若い頃は、それだけで奇跡のように感じていたのに、

今は「守る」とか「寄り添う」とか、

意味がどんどん変わっていく。

 

笑っちゃうくらい、

**“愛するってなんだろう”**の定義って、

生きてるうちに変わっていくんですね。笑

 

 

#BAROQUEスタッフブログ

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