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スタッフ
【懐かし漫画シリーズ】

【懐かし漫画シリーズ】
『がんばれ元気』── 一度はボクシングを捨てた男が見せた、最後の“魂の拳”
どうも、BAROQUEスタッフです🥊
今回は、数々の登場人物の中でも特に印象深い“影の英雄”、
元全日本学生チャンピオンであり元気の恩師、三島栄司について深掘りします。
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■ かつての栄光から、どん底への転落
三島は学生時代、無敗のチャンピオンとして名を轟かせていましたが、
プロに転向すると、関拳児との対戦で敗北。その傷は深く、人生の迷路に迷い込みます。
背中には不動明王の刺青を入れ、
ヤクザの用心棒として暴れまわる日々──
逮捕・服役し、刑務所から出所後にはジムに寝泊まりするまで堕ちていました。
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■ 元気との出会い。「拳は人を救う」
小学4年生の元気と出会い、三島は自らの“覚悟”を再点火。
中学3年生の彼に、技術だけでなく心を込めた指導をし始めますが、
彼自身は重病に冒されていたことに気づかされます。
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■ 最後のスパーリング──“おれにとっての完成形”
病状悪化にもかかわらず、退院直後、元気とのスパーリングを決行。
激しく殴り合った後、三島は元気を抱きしめ、
「強くなったぞ…これで…サヨナラだ…」
と言い残してその場に倒れます。まさに、**“拳で語った最期”**でした。
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■ 自らの経験と命を賭し、拳にすべてを込めた男
三島の最期は、
自分の夢は叶えられなかったけれど、 “元気の拳”にすべて託したという覚悟そのもの。
その拳が、元気の生き様を強くした──
そんな劇的なラストスパーでした。
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■ 三島栄司という人間の“男の美学”
• 自分に打ちのめされることも恐れず
• 陥落した人生でも拳を通じて再起を模索し
• 最期まで“人に魂を込める”ことを貫いた
三島は「一度の敗北で拳も夢も捨てた」わけではありませんでした。
むしろ、それを乗り越えて、人のために拳を振るう男だったのです。
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✅ まとめ|名脇役こそ心に残るヤツ
『がんばれ元気』を傑作たらしめたのは、
キングたる主人公だけでなく、三島のような“犠牲と継承”の男がいたから。
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