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スタッフ
【夜に聴きたい歌シリーズ】
僕が“尾崎豊”で2番目に好きな歌──『群衆の中の猫』
どうも、BAROQUEスタッフです。
「好きな曲って、その時の自分で変わるもの」
そんな風に思いながら、
今夜、どうしても書きたくなったのがこの1曲。
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それは――
「シェリー」でも「15の夜」でも「卒業」でもない。
尾崎豊の中でもあまり語られることのない曲。
でも、あの頃の僕の心に一番響いた“現実への叫び”。
🎧 『群衆の中の猫』
▶️ YouTubeで聴く
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■ 今では当たり前に受け入れてる現実。
でも、あの頃の僕には──それが“諦め”にしか見えなかった。
仕事、責任、人間関係。
大人になるって、そういうものだと知った今では、
当時感じたあの「違和感」を、どこか懐かしくさえ思う。
だけど、若かった頃の僕には、
日常=流されていくこと=死んでいくような感覚だった。
この曲は、そんな“若き日の叫び”を、真正面からぶつけてくる。
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■ 尾崎は、静かに語るんじゃない。全力で叫んでる。
あの声は、きっと「自分でもどうしていいかわからない痛み」の音。
群衆に紛れながらも、心の奥では“何かが違う”と叫んでいた自分。
周りと同じように笑って、働いて、暮らしているのに、
どこか“自分が透明になっていくような感覚”。
そんな矛盾と格闘してたあの頃の自分が、
尾崎の声に救われた。
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■ 今、もしあなたが「どこか虚しい」と感じているなら
この歌を聴いてほしい。
何かが変わるわけじゃないかもしれない。
でも、少なくとも**“その感覚はあなたひとりのものじゃない”**と教えてくれる。
叫びも、葛藤も、未完成も、全部ひっくるめて生きている。
『群衆の中の猫』は、そんな“不器用なままでいい”と肯定してくれる名曲です。
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そして…
「僕が一番好きな尾崎の曲」については、また次回のブログで。
今夜は、この“叫び”を誰かに届けたくて書きました。
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■ そしてふと思ったこと。
人を好きになること。
誰かを愛して一緒に生きていくこと。
若い頃は、それだけで奇跡のように感じていたのに、
今は「守る」とか「寄り添う」とか、
意味がどんどん変わっていく。
笑っちゃうくらい、
**“愛するってなんだろう”**の定義って、
生きてるうちに変わっていくんですね。笑
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