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スタッフ
【懐かし漫画シリーズ】
犠星の男・レイ──“お前のためだけに死ぬ男が一人ぐらいいてもいい”という生きざま」
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どうも、BAROQUEスタッフです。
『北斗の拳』の中で、
僕が一番心を揺さぶられた男は、拳四郎でもなくラオウでもなく、
南斗水鳥拳のレイです。
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■ ヒーローでも主役でもない
でも、彼の最期は**“ひとつの美学”**だった
ラオウに命を削られ、余命わずかと知った彼は、
その残された時間を**“誰かのため”に使う**と決めた。
その「誰か」が、誰もが心を奪われたユリアではなくマミヤという女性だったということ。
ここにレイという男の“芯”が詰まっていたと思う。
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■ マミヤ……悲しい女よ。
「ならば、お前のためだけに死ぬ男がひとりぐらいいてもいい」
このセリフを聞いたとき、
胸の奥がズシンと重くなった。
愛されたいと願うのではなく、
見返りも求めず、
「あなたが生きていく中で、誰かが命をかけてくれた事実だけが残ればいい」
そう言える愛って、たぶん一番強くて、優しい。
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■ レイが“犠星の男”と呼ばれる理由
南斗六聖拳・義星のシュウ、仁星のジュウザ、
慈母星のユリア、そして犠星のレイ。
「誰かのために、何かを差し出す」
それが犠星に生まれた男の宿命だったとしても、
それを“運命”としてではなく**“意志”として受け入れたレイ**の姿に、心が震える。
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■ 強さとは、己を犠牲にしてでも誰かを想いきれること
レイの死に様は、静かで、清らかで、まっすぐだった。
マミヤが涙を流す中、
何も語らず、ただ優しく寄り添っていたその姿は、
“格闘家”ではなく、“漢(おとこ)”だった。
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少年漫画の中に、
ここまで深く、人間の美しさを描いた男がいたことを、
僕は今でも誇りに思ってます。
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「強さに酔うことはあっても、生きざまに泣ける男は、レイだけかもしれない。」
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