第一回：「魁‼︎男塾」——冨樫源次という漢（おとこ）

 

 

 

男塾を毎週ジャンプでドキドキしながら読んでいた、

あの小学生時代。

 

当時の僕にとって、ジャンプの発売日は“神聖な日”。

友達と書店に走って、ページをめくる指先が震えるくらい。

その中でも、**「魁‼︎男塾」**は毎回、拳を握りながら読んでました。

 

 

 

登場するキャラクターは、どいつもこいつも規格外。

大豪院邪鬼のスケールに目を見張ったり、

Jの鉄板無双にしびれたり。

けど、そんな中で一番好きだったのは——

 

冨樫源次。

 

 

 

不器用で、口は悪くて、技も持たない。

だけど誰より熱く、誰より仲間想いで、

「絶対に諦めない」ことだけは誰にも負けなかった男。

 

 

 

センクウ戦で、自分の腹にドスを突き立ててまで勝ちをもぎ取ったあの場面。

あのとき、小学生ながらに心が震えました。

 

「拳法なんて気のきいたものは知らねぇが、ケンカに塩はなめねぇ」

このセリフ、今でも覚えてる。

 

 

 

あの時の冨樫が教えてくれたのは、

“カッコよさ”は技や見た目じゃなくて、

**「ブレない心」と「譲れないもののために立ち向かう姿勢」**なんだってこと。

 

 

 

時代が変わっても、あの頃に読んだ冨樫は、

僕の中ではずっとヒーローです。

 

 

 

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